聲の形
見に行ってきました。
君の名は。に引き続き、思い切り没入し、泣きました。
立て続けに良い作品を見られて幸せです。
君の名は。と違い、こちらは原作を何度も読んでいるので、話は知っていました。
それなのに、花火の日のシーンは、背筋が寒くなりました。
原作は全7巻です。ですので、そのままアニメ化すると、どうしても一つ一つのエピソードが薄くなります。そこで、ある程度大胆にカット&アレンジを加えつつ、全体を2時間の物語に再編しています。そういう意味では原作からは結構違うところも多いのですが、メッセージの本質は原作からまったくブレていないのが素晴らしいです。原作リスペクトがきちんと伝わる良アレンジの見本とも言えると思いました。
原作は、描写がキツイ場面も多く、正直読んでて暗くなる面もあります。劇場版はそこのところは少しだけマイルドになっていると感じました。話そのものの重さは同じなのですが、演出で少しまろやかにしている感じです。原作の重さが好きな人は、ここについては賛否があるかもしれません。
京都アニメーション制作なので、クオリティは初めから心配していませんでしたが、やはり流石でした。作画というか、動画。各キャラクタの表情から、テーマである「聲の形」が音が無くても飛び出してきました。
声優さんの演技も皆さん違和感のない素晴らしいものでした。しかし、その中でも、やはり早見さんがもう何と言うか、何も言えないというか。抜群の没入感は、この人の名演無くては成立しなかったでしょう。
原作をもう一度読んで、アニメと合成した世界観に飛び込んできます。
あぁ、良かったなぁ。
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