2018年10月22日月曜日

情報処理技術者試験(ITサービスマネージャ)

ITサービスマネージャ試験を受けてきました。
2度目の挑戦です。1度目は正直合格したと思っていて落ちたのでちょっとショックでした。

春にシステム監査技術者に合格したので、再び午前I免除切符をゲット。
朝一で現場付近のファーストフード店や喫茶店で最後の午前見直しと午後II素材の暗唱をやるべく、8時ぐらいに会場付近に到着しました。
ところが、今回の会場、大阪経済大学だったのですが、付近にその手の店が全然ない。というか完全に住宅街で、駅前にも商店が全然ない。フラフラ30分近く歩いて無駄にし、結局コンビニのイートインスペースで妥協することに。

そして、今回は忘れ物をしたり、ポカをやったり、論文が準備素材まるで役に立たない問題だったり、何だか薄氷を履むが如しな試験でした。
もう、腕時計忘れて、教室に時計が無かった時の絶望感。
無理やり退室案内だけを頼りに乗り切りましたが、特に午後II中は怖くて仕方がなかったです。
ま、過去には筆記用具を忘れたこともありますがw
(さすがにコンビニで買った)

午前II
問題集を1周して間違えた問を今日の朝に復習といういつものパターン。
まぁ、見たことない問題もありましたが、6割は余裕だと思います。
アウイイウ
アアアエア
エエイイウ
イウアエエ
エエアアエ
解答見たら23/25 92%でした。
あ~惜しい!
3問目のJIS Q 20000-1:2012の経営者のコミットメントの証拠を提供する活動、見直し時に正解から不正解に変えちゃった(´;ω;`)
あとJISの番号で内容を答えるしょうもない問題

午後I
この区分2回目だし、午後Iは対策しても効果出にくいので無勉。
まぁ何とかなるかなと思って受けたら、う~ん、簡単?
試験後の5ちゃんを見てもやっぱり簡単という意見が多かったように思います。
でも、となると論文の採点が厳しくなる可能性がある訳で、論文があまり芳しくない私にはツラみ。
選択は問2と問3でした。
問2
設問1 稼働環境のAPサーバの全停止が不要になるため受注管理サービスを停止せず展開できる。(40字)
設問2
(1) 修正作業後に新たな在庫管理ファイルの誤りを発生させないため。(30字)
(2) 一連の作業に伴う受注管理サービスの停止を欧州支社の休憩時間に合わせるため。(37字)
設問3
(1) テスト用DBサーバの在庫管理ファイルの誤り修正作業(25字)
(2) 共通プログラムに10月4日の修正内容を反映させる(23字)
(3) 10月4日のプログラム修正の影響が発生していないか確認するテスト(31字)

問3
設問1
(1) 職位が上位の者に報告する、職能的エスカレーション(24字)
※ 「職能的エスカレーション」は「階層的エスカレーション」の誤り
(2) 作業計画に、サービスデスクからのインシデント解決を行う余力が確保されているか。(39字)
設問2
(1) サービス変更前にあらかじめ想定したインシデントとその解決手順(30字)
(2) サービスデスクの依頼が減り、インシデント解決に従事する時間を減らせるため。(37字)
設問3
(1) 変更作業をサービスデスクだけで実施可能とするための作業手順書の作成。(34字)
(2) 週1回の変更審査会の承認が不要になり変更の反映が早くなる。(29字)

午後II
今回の鬼門。どちらも通常のITIL的なお題じゃなかったので、冒頭かなり途方に暮れる。
問題のテーマは、
問1 プロセスの自動化
問2 運用チームの改善の取組み
用意した素材は、
CMDB、変更管理、インシデント管理、キャパシティ管理、システム移行、サービスレベル管理
ダメだまったく役に立たねえ。

考えた素材では、冒頭の「あなたが携わったITサービス」の時点ですでに使えないので、必死にシナリオをひねり出しました。何とかその場でシーンが降りてきたのは、普段歌作るのに妄想が捗っているからかしら。
でも書き始め、盛大なポカで冒頭見出し書くの忘れ、更に途方に暮れる羽目に。しょうがないので、普段の「1.1」「1.2」みたいなスタイルじゃなく、冒頭以外は大かっこ[]で見出しを付けていきました。これなら書き出しは前節みたいで誤魔化せた?

その後は、何とか700字、900字、800字と文字数はクリアで、まあ、一応問われたことは書いてきたつもり。
でもその場で考えたから穴も多いだろうなぁ。
あ、選択は問2にしました。

[ITサービスの概要]
・総務管理総合システムサービス
・勤務管理、給与、旅費、通勤など、これまで汎用機やクライアントサーバでバラバラに動いていたサービスを統合Webサービスに
・Webサーバ10台とDBサーバ4台、他、ロードバランサー、テープ装置など周辺機器
[運用チームの構成、及び運用チームの課題とその根拠]
・12人
・業務は、コンソールの監視、バックアップの管理、ジョブのオペレーション、業務主管部門からの臨時の出力依頼等多岐にわたる
・管理対象のサブシステム、業務主管部門からの臨時出力依頼が増加し、人手が足りない
・社を上げてワークライフバランスを推進し、他部門では前年比で減少している中、所属する運用部門は残業が前年比で20%近い増加
・残業の削減が課題となっている
[改善の取組み]
合理化の推進
・作業を洗い出し、必要性をゼロベースで確認していく
・作業の自動化を徹底的に行い、絶対に手作業が要求されるもの以外は自動化する
[運用チームの力を結集するために工夫した点及び設定した目標]
・二人一組のペアを設定する
・ペアの残業時間合計は、ペアのそれぞれがほぼ同じになるようにする
・目標は残業時間の前年比20%増を10%減にすること
・ペアは、それぞれ特定のサブシステムを担当する。その方が主管部門との折衝が1か所で済む、システムに精通し、合理化可能部分が見えやすいなどのメリットがあるからである
・合理化の策について、それによって削減可能な残業時間の見込みを、統一の計算式によって積算し、達成の実績を見える化するとともに、チーム同士のゲーム感覚を醸成する
[目標の達成状況]
・目標の達成状況はおおむね良好
・半年の合理化のち、残業が前年比9%減まで減少
・目標の10%には届かなかったが、役員も達成状況には満足していた
[取組みの評価]
良かった点
・ペア単位の競争が上手く働き、チーム一丸となって、全ペアが目標を達成した
・2人という小規模の単位だったことで、全体の残業合計だけでなく、個人においても全員が残業時間の前年比マイナスとなった
悪かった点
・一部にサービスレベルを下げることで合理化する策があったこと。合意された必要なサービスレベルを維持するのは前提だったので指示していなかったが、大切なことなので、今後は意識の徹底を図る
・サブシステムに特化した合理化策の実施だったので、サブシステム同士の結合部分が合理化されず残った。今後、これらにも合理化を検討していく

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