何が難しいって、昼と夜は明るさが全然違うんですよね。
星空のタイムラプスであれば、マニュアル露出で1枚撮りのセッティングと同じまま連続撮影をすればいいので、考えることは撮影間隔ぐらいで済むのですが、昼から夜、夜から昼となるとそうはいきません。
まだ本格的に星景を絡めた作品は撮れていないのですが、何度かの習作で、少しコツをつかんだので、自分用&流れ着いた誰か用に備忘録しておきます。
基本的な露出の仕組みや星景の撮り方は知っている前提で進めますので、それらが分からない方は、ググって先にそれらを習得してからご覧ください。
表題のとおり、ソニー機を前提とすることと、できるだけ手動管理を無くし、カメラの露出制御に任せるポリシーでワークフローを組み立てています。
1 撮影
・手振れ補正はOFFにします。
・フォーカスをマニュアルにします。
・ISO AUTO低速限界を設定します。基本は夜に想定しているシャッタースピードを設定すると良いでしょう。星景を含む場合は一枚撮りの時の秒数となります。
・ISO AUTO 下限と上限を設定します。基本は昼に想定しているISO感度を下限に、夜に想定しているISO感度を上限に設定すると良いでしょう。
・インターバル撮影間隔はお好みで良いですが、私は30秒間隔で撮り、24fpsで仕上げることが多いです。星景などで想定シャッタースピードを超えてはいけない場合は、インターバル撮影間隔をISO AUTO低速限界と同じにします。※
・インターバル撮影の設定で、AE追従感度を「低」に(露出の変動が激しいとタイムラプスがちらつくため)、インターバル時シャッター方式を「メカシャッター」に(電子シャッターで露出1秒を超えると激しいノイズが出るため)、撮影間隔優先を「入」(撮影間隔がバラつくとタイムラプスの動きがぎこちなくなるため)にします。
・星景~夜明けのタイムラプスであれば、一度Aモードで星景を撮影し、自分が想定するシャッタースピードとISOになる露出値を測定し、その値をISO AUTO低速限界とISO AUTO上限にすれば予期せぬ露出になりにくいと思います。
※ISOオート低速限界とISOオート範囲の両方を設定し、両方の限界値においてなお露出アンダーになる場合、ISOオート低速限界を無視してシャッタースピードを落としてしまいます。
1 撮影
・手振れ補正はOFFにします。
・フォーカスをマニュアルにします。
・ISO AUTO低速限界を設定します。基本は夜に想定しているシャッタースピードを設定すると良いでしょう。星景を含む場合は一枚撮りの時の秒数となります。
・ISO AUTO 下限と上限を設定します。基本は昼に想定しているISO感度を下限に、夜に想定しているISO感度を上限に設定すると良いでしょう。
・インターバル撮影間隔はお好みで良いですが、私は30秒間隔で撮り、24fpsで仕上げることが多いです。星景などで想定シャッタースピードを超えてはいけない場合は、インターバル撮影間隔をISO AUTO低速限界と同じにします。※
・インターバル撮影の設定で、AE追従感度を「低」に(露出の変動が激しいとタイムラプスがちらつくため)、インターバル時シャッター方式を「メカシャッター」に(電子シャッターで露出1秒を超えると激しいノイズが出るため)、撮影間隔優先を「入」(撮影間隔がバラつくとタイムラプスの動きがぎこちなくなるため)にします。
・星景~夜明けのタイムラプスであれば、一度Aモードで星景を撮影し、自分が想定するシャッタースピードとISOになる露出値を測定し、その値をISO AUTO低速限界とISO AUTO上限にすれば予期せぬ露出になりにくいと思います。
※ISOオート低速限界とISOオート範囲の両方を設定し、両方の限界値においてなお露出アンダーになる場合、ISOオート低速限界を無視してシャッタースピードを落としてしまいます。
実は、インターバル撮影の撮影間隔優先を入にすれば、インターバル撮影の撮影間隔よりも長いシャッタースピードは設定されなくなるので、保険として擬似的にシャッタースピード上限を設定できます。
2 LRTimelapse
・LRTimelapseを起動し、左のツリーからRAWファイルが入っているフォルダをクリックします。自動的に解析が始まり、解析が終われば各ファイルの一覧がパラメータとともに表示されます。
生成する数はNumber of Keyframesで、生成される場所はファイル一覧の左の◇マークをクリックすることで追加、削除することができるので、プレビュー下の▲マークをドラッグし、大きくシーンが変わるところを目安に生成します。
・Adobe Lightroom Classicを起動し、ライブラリを表示しておきます。LRTimelapseのDrag to Lightriim!アイコンをAdobe Lightroom Classicにドラッグ&ドロップします。
・LRTimelapseに戻り、Reloadをクリックし、先ほど現像したデータを読み込みます。
・Visual Previewsをクリックし、現像&補完後のプレビュー映像を生成します。この作業にはかなり時間がかかりますので、気長に待ちましょう。プレビューに表示されるピンク色のカーブが完成したらOKです。
・Visual Deflickerをクリックし、輝度変化を平準化します。Smoothingのスライダーを動かしてプレビューに緑色で表示される目標カーブを確認し、Applyをクリックします。あまり平坦にしすぎると変化に乏しい映像になるため、細かいピークを潰しつつ、大きなピークの値が変わらない程度のカーブにするのがおススメです。
なお、細かい輝度変化が多い素材の場合、1回の実行では細かいフリッカーが残ることも多いため、Multi-path deflickerにチェックし、Max. passesを2以上の値にすることで、処理を複数回実行することができ、よりキレイに仕上がります。
が、時間もその分かかります。
・Visual Deflickerが完了したらAdobe Lightroom Classicに戻り、ライブラリを表示します。右上のフィルターをクリックし、00 LRTs Full Sequenceをクリックして全表示に戻します。
ここではまだ動画ファイルは生成されず、各RAWファイルを現像した結果を連番の画像ファイルで書き出します。
後の主要なパラメータの説明は次のとおりです。
Output path:中間ファイルの保存先を設定します。
Name of the sequence:中間ファイルを格納するフォルダ名を設定します。
Resolution:中間ファイルの解像度を設定します。動画にするときにどこを切り取るかは最後にLRTimelapseで設定できるので、ここではOrignalにしておくのがおススメです。
Intermediary file format:中間ファイルの形式をJPGかTIFFで選択します。TIFFは非圧縮なので画質に有利ですが、ファイルサイズは大きくなります。
Bits:色深度を選択します。16ビットの方が画質に有利ですが、ファイルサイズは大きくなります。
LRTimelapse executable:LRTimelapseの実行ファイルが選択されています。変更する必要はありません。
Unattended:中間ファイル書き出しに続いてLRTimelapseによる動画レンダリングを行いたい場合はLastLRT render settingsにチェックを入れます。
・中間ファイル書き出しが終わると、LRTimelapseのレンダリングダイアログが表示されます。(LastLRT render settingsにチェックを入れている場合は自動的に前回のセッティングでレンダリングが始まります。)
必要なレンダリングセッティングを行って、Render Videoをクリックします。
なお、中間ファイルの解像度をOrignalにした場合は、この画面のPost Processingで動画のアスペクト比に合わせたトリミングを行います。ダイアログ中央のプレビューの赤い点線でトリミング箇所が表示されるので、Force ountput to 16:9にチェックを入れ、スライダーでトリミング箇所を調整します。
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