Part2のつづきです。
Part1で、基本的なスタンドアローン設定から、Oculus Linkの有線接続、そして無線でOculus Linkの接続を行いました。
Part2で、Steamのゲーム及びSteamVRを使用できるように設定しました。
Part3では、バーチャルモーションキャプチャー、通称ばもきゃとかVMCとか言われている3Dモデルを各種のVR機器で動かすソフトウェアのセットアップを、テスト用のモデルを使用して行っていきます。
1 バーチャルモーションキャプチャー(以下VMC)をダウンロードします。無料版はBOOTHからダウンロードできますが、後ほど登場する「EVMC4U - EasyVirtualMotionCaptureForUnity」など、ツールを介してUnityと連携するなどするための、VMCのモーションデータの送信機能(OSCモーション送信)はpixiv FANBOXによる支援者限定の機能となっています。月300円からで、その時のバージョンをダウンロードするだけなら、1か月で中止しても大丈夫です。ただし、精力的に機能追加がなされているので、継続的に支援するのも良いかと。
ダウンロードして、解凍後は、インストールなしで使えるタイプなので、フォルダごと任意の場所に設置します。
2 テスト用のモデルとしてニコニ立体の「アリシア・ソリッド」ちゃんをダウンロードします。ダウンロードするのはVRM形式の方になります。
同じくダウンロード、解凍後は任意の場所に保存します。
3 VMCを起動します。同時にSteamVRも自動的に起動し、ステータス画面が表示されます。
4 VMCの「コントロールパネル」→「VRM読込」をクリックするとVRM読込画面が表示されるので「VRM読み込み」をクリックして先ほどダウンロードしたアリシアちゃんのVRMファイルを読み込みます。ライセンス情報が表示されるので、「同意して読み込み」をクリックすると、VMCのメインウィンドウにアリシアちゃんが表示されました。
5 Oculus Quest 2を装着し、Oculus Linkを接続します。バーチャルデスクトップを起動すると作業中のPCのデスクトップが表示されるので、「キャリブレーション」を選択します。キャリブレーション画面の「キャリブレーション」を選択すると5秒カウントダウンがはじまりますので、その間にモデルと同じTポーズを取ります。
6 コントローラーの動きに合わせてアリシアちゃんが動くようになりました。
つづく。